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腎臓内科(じんぞう外来)

腎臓ってどんな臓器?

腎臓は、血液のろ過、老廃物の排泄、体液・電解質の調整、血圧の制御などを担う大切な臓器です。
腎機能が低下すると、浮腫(むくみ)、高血圧、たんぱく尿、貧血、電解質異常などが生じ、最終的には透析療法が必要になる可能性もあります。
当院では、腎臓専門医として早期発見と進行予防を重視した診療を行っています。

こんな症状・きっかけで受診を

  • 健診で 尿たんぱく・血尿 を指摘された

  • クレアチニン値が高い/eGFRが低い と言われた

  • むくみ(手・足・顔) が気になる

  • 血圧が高い・コントロールが難しい

  • 糖尿病や高尿酸血症 で腎臓への負担が心配

  • 疲れや倦怠感 が続いている

これらのサインは腎臓病の初期にみられることが多く、早めの検査・対応が大切です。

検査・評価内容

  • 採血検査(クレアチニン、eGFR、BUN、電解質など)

  • 尿検査(蛋白尿、アルブミン/クレアチニン比など)

  • 腎エコー(超音波検査):腎臓の形態・萎縮・結石の有無を評価

  • 血圧・体重・浮腫のチェック

  • 心電図・腹部超音波・脂質・血糖検査 などの全身評価

  • 必要に応じて、腎生検や高度画像検査を専門施設へ紹介

治療・管理方針

生活習慣の改善

  • 減塩:1日6g未満を目標

  • 適正たんぱく摂取:腎機能に応じて調整

  • 体重管理・禁煙・節酒

  • 適度な運動と十分な睡眠

薬物療法

腎機能・合併症の状態に応じて、以下の薬を組み合わせて治療します。

  • 降圧薬(ACE阻害薬・ARB):血圧を下げ、腎臓を守る効果

  • SGLT2阻害薬:腎臓・心臓を守る新しい薬。糖尿病の有無を問わず、
     主に尿蛋白のある慢性腎臓病(CKD)の進行抑制が期待できます。

  • 利尿薬:むくみや体液バランスの調整に使用

  • 尿酸降下薬:高尿酸血症の是正

  • 貧血治療薬・鉄剤:腎性貧血の改善に使用

SGLT2阻害薬は、腎臓病の進行を抑え、心血管イベントを減らす効果が認められています。適応や安全性を確認のうえ、患者さんごとに処方を検討します。

当院の特徴・強み

🩺 腎臓専門医による丁寧な診療

💊 SGLT2阻害薬を含む腎臓保護療法に対応

💻 生活習慣病(糖尿病・高血圧・脂質異常症)を一体管理

🧪 採血・採尿・超音波検査を院内で実施可能

💊 院内処方対応:薬局への移動不要

💻 オンライン診療による結果説明・再診も対応

🤝 腎生検・透析導入などは専門施設と連携し、スムーズに紹介

よくある質問

Q. 健診で尿たんぱくが出たのですが、すぐに治療が必要ですか?
A. 一過性の場合もありますが、繰り返す場合は慢性腎臓病の可能性があります。早期に検査を受けることをおすすめします。

Q. 腎機能を回復させる薬はありますか?
A. 完全に回復させる薬はありませんが、SGLT2阻害薬・ACE阻害薬・ARBなどを適切に使うことで進行を抑えることができます。

Q. 透析にならないようにするには?
A. 定期的な検査と、血圧・血糖・塩分管理が最も重要です。早期からの治療介入で透析導入を遅らせることができる可能性が高まります。

Q. 糖尿病や高血圧も一緒に診てもらえますか?
A. はい。当院では生活習慣病をまとめて管理し、腎臓を守る総合的な治療を行っています。

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