睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠中に呼吸が何度も止まる、または浅くなる病気で、正式には**睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)**と呼ばれます。
眠っている間に十分な酸素が取り込めず、日中の眠気・集中力低下・頭痛・高血圧などの原因になります。
放置すると、脳卒中・心筋梗塞・糖尿病・高血圧の悪化など生活習慣病にも深く関わります。
こんな症状はありませんか?
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いびきが大きい、息が止まっていると指摘された
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朝起きても疲れが取れない・頭が重い
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日中の眠気や集中力低下がある
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夜間頻尿や口渇がある
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高血圧や糖尿病がなかなか改善しない
一見「単なるいびき」と思っていても、無呼吸症候群が隠れていることがあります。
浅川クリニックの診療体制
当院では、内科・腎臓専門医の立場から、生活習慣病と睡眠の関連を重視しています。
高血圧・糖尿病・脂質異常症のコントロールと並行して、SASの検査・治療・経過フォローを行っています。
検査の流れ
① 初診・問診
睡眠の様子や日中の眠気、いびきの有無などを詳しく伺います。
血圧・BMI・頸囲などからSASのリスクを評価します。
② 自宅で行う簡易睡眠検査(スクリーニング)
小型の装置を一晩装着するだけで、呼吸の停止・酸素濃度・脈拍・いびきなどを測定できます。
入院不要でご自宅で検査可能。結果は後日、医師が解析しご説明します
③ 在宅PSG(自宅で行える精密睡眠検査)
より詳しく睡眠の質を評価したい場合や、軽症〜中等度の無呼吸が疑われる場合には、
在宅でのポリソムノグラフィー(PSG)検査にも対応しています。
脳波・眼球運動・呼吸・筋電図・酸素飽和度などを多項目で記録でき、
従来の入院検査に近い精度で睡眠の状態を評価できます。
病院への入院が難しい方でも、自宅で精密な検査を受けられます。
④ 治療方針の決定
検査結果をもとに、以下のような治療を行います。
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軽症:体重管理・睡眠姿勢・生活習慣の改善
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中等度以上:**CPAP(持続陽圧呼吸療法)**による治療
CPAP治療とは
睡眠中に鼻マスクから空気を送り、気道を開いて無呼吸を防ぐ治療法です。
CPAPを継続することで、
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眠気や疲労感の改善
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高血圧・糖尿病のコントロール改善
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脳・心血管疾患リスクの低減
などが期待されます。
当院では、
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導入時の説明・圧設定
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機器データの定期確認・マスク調整
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オンライン診療による経過フォロー
を行い、快適な治療継続をサポートします。
治療を継続するメリット
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日中の眠気・倦怠感が改善
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血圧・血糖コントロールが安定しやすくなる
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脳梗塞・心筋梗塞などの予防
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睡眠の質が改善し、生活のパフォーマンス向上
当院の特徴
🏠 自宅でできる検査に対応(簡易検査・在宅PSG)
🩺 CPAP導入・継続管理が可能
💻 オンライン診療でのフォロー対応
💊 生活習慣病(高血圧・糖尿病・脂質異常)の併診体制
🩸 腎臓専門医による全身管理(血圧・動脈硬化予防)
🚗 駐車場あり/土曜診療対応
よくある質問
Q. 自宅でできる検査は精度が低いですか?
A. 簡易検査でも重症度の判定が可能ですが、さらに詳しく知りたい場合は*PSG(精密検査)で詳細に評価できます。入院でのPSG検査が困難な場合には在宅でのPSG検査にも対応しています。
Q. 入院しなくても治療できますか?
A. はい、ほとんどの方は自宅での検査とCPAP治療で十分対応可能です。
Q. CPAPを始めたら一生続ける必要がありますか?
A. 体重や生活習慣の改善により中止できる場合もあります。定期的な再評価で見直します。
Q. 他院でCPAPを使っていますが、継続フォローできますか?
A. はい、データ共有が可能であれば、当院での経過フォローも行っています。お気軽にご相談ください。