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痩せているから大丈夫?健康診断データを調べてみたら意外な結果が出ました 尿酸値が高い女性の研究
先日、私が筆頭著者として執筆した論文が国際医学雑誌に掲載されることになりました。
タイトルは少し難しくて、
Asakawa T, et al. Serum uric acid and TG/HDL-C ratio in non-obese working women: an exploratory cross-sectional study. BMC Endocrine Disorders. 2026.
です。
日本語にすると、
「浅川が書いた. 痩せてる女性の尿酸値と中性脂肪・善玉コレステロールの関係をね. 海外の雑誌で. 今年.」
という内容です。
・・・と言われても、たぶん誰もピンときません。
私も患者さんの立場ならピンときません。
そこで今回は、論文の内容をできるだけ分かりやすく解説してみます。
6月26日読了時間: 4分


腎機能(クレアチニン値)はなぜ季節で変動するのか
腎機能を見るとき、一般的に用いられる指標が クレアチニン(Cr値) と eGFR です。しかし、これらは腎臓そのものの状態だけでなく、季節・水分量・体調の影響を受けやすい指標 であることが知られています。
同じ人でも、夏と冬で数値が異なることは珍しくありません。その背景には、いくつかの生理学的理由があります。
6月19日読了時間: 5分


Hb・Htが高いと言われた方へ 多血症とは?放置していいのか、医師が現場目線で解説
「Hb高いですね」と言われたら、どう考えるか
外来でよくある会話です。
「健診でHbが高いって言われました」「血がドロドロってことですか?」
結論から言うと、本当に血液がドロドロなのかはケースによります。
HbやHtが高い状態は一般的に多血症と呼ばれますが、その中身はかなり異なります。
ここを曖昧に扱うと、見逃してはいけない病気をスルーすることもあれば、問題ないのに過度に不安になることもあります。
5月15日読了時間: 4分


人間ドックの腫瘍マーカーに意味はあるのか?― 尿がん検査・画像検査との違いを医師の立場から考える ―
人間ドックや会社健診で、「腫瘍マーカー」や「尿でがんを調べる検査」を勧められたことがある方は多いと思います。血液や尿だけでがんの可能性が分かるのであれば、簡単で安心だと感じるのも自然なことです。
しかし、実際の医療現場に立つ医師の視点で見ると、これらの検査は人間ドックの目的と必ずしも一致していないというのが正直なところです。
3月19日読了時間: 5分


大人になって血液型が変わることはある?妊娠・献血で違うと言われたときの理由
「子どもの頃はA型と言われたのに、妊娠したらO型と言われた」「献血したら、以前と違う血液型になっていると指摘された」
外来でもこのような相談をいただくことがあります。結論として血液型(ABO型)は原則として一生変わりません。しかし 大人になって違う血液型と言われるケースは確かに存在します。
今回の浅川クリニックのブログではその理由と、治療中の安全性まで含めてしっかり説明します。
1月23日読了時間: 5分


高中性脂肪血症(高トリグリセリド血症)とは?
「健康診断で中性脂肪が高いと言われたけれど、放っておいてもいいの?」そんな声をよく耳にします。実は、中性脂肪(トリグリセリド)が高い状態は、動脈硬化や心筋梗塞・脳梗塞のリスクを高める重要なサインです。今回は「高中性脂肪血症」について、原因・症状・治療法をわかりやすく解説します。
2025年12月26日読了時間: 3分


健康診断 人間ドックとの違い
1年に1回、健康診断の時期になると、人間ドックという言葉を聞くことはありませんか?
なにやら大変そう、値段が高そう、でも色々なことが分かりそうなど、漠然としたイメージをもたれる方も多いのではないでしょうか。
2025年11月28日読了時間: 7分


12誘導心電図でわかることとは?
12誘導心電図は、心臓の電気的な活動を記録する検査方法で、心臓の健康状態を評価する重要なツールです。その中でも「12誘導心電図」は、最も一般的に使用される形式で、心臓の多面的な情報を得ることができます。
2025年9月12日読了時間: 4分


【白衣高血圧】診察室だけ高い血圧
血圧を測ったときに、「診察室では高いけど、家ではそんなに高くないんです」という方がよくいらっしゃいます。このような状態を「白衣高血圧(はくいこうけつあつ)」といいます。
「病院で緊張してるだけだし、薬はまだいらないですよね?」「毎日高いわけじゃないから、放っておいても平気ですよね?」そう思う方も多いですが、実はこの白衣高血圧、決して安心していい状態ではありません。放っておくと、将来本物の高血圧になるリスクが高いことがわかってきており、さらには心臓や血管の病気のリスクも上がるという報告が出ています。今回の浅川クリニックのブログでは、白衣高血圧について「どこがこわいのか」「どう対応したらいいのか」を、わかりやすくお伝えします。
2025年8月22日読了時間: 3分


低脂質血症とは?健診で指摘されたらどうすればいい?
健康診断の結果で「脂質が低い」と言われて、戸惑ったことはありませんか?コレステロールや中性脂肪というと「高いとよくない」という印象が強いですが、低すぎても体に悪影響を与える可能性があります。
2025年5月16日読了時間: 5分


低尿酸血症 尿酸値が低い場合の原因と健康への影響
尿酸は体内でプリン体が代謝される際に生成される老廃物で、通常、尿を通じて排出されます。しかし、尿酸値が異常に低い場合、特定の健康問題や体の状態を示している可能性があります。
2025年3月21日読了時間: 4分


注射が苦手な方へ 失敗されないためのコツ
採血や点滴など、注射は治療で避けられないものですが、「うまく刺さらなかった」「何度も刺されて痛かった」という経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。今回の浅川クリニックのブログでは、注射の失敗を防ぐために患者さんができる工夫についてご紹介します。
2025年2月28日読了時間: 3分


プリン体と痛風 予防と管理の重要性
痛風は、関節に尿酸結晶が蓄積し、急性の炎症を引き起こす疾患です。プリン体の摂取が増加すると、尿酸の生成が促進され、痛風の発症リスクが高まります。そこで、プリン体と痛風の関係について、予防と管理の方法について解説します。 プリン体とは? プリン体は、食品中に含まれる化合物の一種で、体内で代謝されると尿酸が生成されます。高プリン食品の摂取が増えると、体内の尿酸レベルが上昇し、痛風のリスクが高まります。主なプリン体を含む食品には、レバー、内臓、赤身の肉、シーフード、ビールなどがあります。 痛風発作の症状 突然の激しい疼痛 痛風の発作は、通常、関節の一つ以上で急激な疼痛を引き起こします。特に足の親指の関節がよく影響を受けますが、ひざや足首など他の関節も影響を受けることがあります。 腫れと赤み 痛風の関節は腫れ、赤くなり、触れると非常に敏感になります。発作中は、関節の動きが制限されることがあります。 発熱と不快感 一部の人は、痛風の発作中に発熱や全身の不快感を経験することがあります。 痛風の予防と管理 食事の改善 プリン体の摂取を抑えるために、食事を工夫し
2024年7月12日読了時間: 4分


糖尿病のけ 境界型糖尿病とは?原因、症状、予防方法
健康診断やクリニックを受診したときに、糖尿病の『け』があると言われたことはありませんか?境界型糖尿病(英語で「Prediabetes」)は、糖尿病の前段階として知られています。これは、通常の血糖値よりも高いが、まだ糖尿病と診断されるほど高くない血糖値が特徴です。糖尿病の前段階としても知られており、早期の介入と適切な管理が重要です。 境界型糖尿病の原因 境界型糖尿病の原因は、主に生活習慣に関連しています。以下はその一部です。 肥満 過体重や肥満は、インスリン抵抗性を引き起こす可能性があります。 運動不足 運動不足は血糖値を上昇させ、境界性糖尿病のリスクを高めることがあります。 食生活 高カロリー、高脂肪、高糖度の食事は、血糖値の上昇を引き起こす可能性があります。 遺伝的要因 家族に糖尿病の既往がある場合、境界性糖尿病のリスクが高まります。 境界型糖尿病の症状 境界型糖尿病には特定の症状がない場合がありますが、以下の症状が現れることがあります。 多尿 高血糖により腎臓の機能が刺激され、尿量が増加することがあります。 多飲 高血糖により体が水分を失い、
2024年3月29日読了時間: 4分


腎機能異常とは?健康診断での指摘について
こんにちは、浅川クリニックのブログへようこそ。今回は、健康診断で腎機能異常が指摘された際の状況に焦点を当て、理解と対処法についてお話しいたします。 腎機能異常とは? 腎機能異常は、腎臓の機能が正常ではない状態を指します。腎臓は体内の余分な物質や老廃物をろ過し、尿として排泄する重要な器官です。腎機能が異常をきたすと、体内の水分や電解質のバランスが崩れ、さまざまな健康問題が引き起こる可能性があります。 健康診断での指摘 血液検査結果 健康診断において、血液中のクレアチニンや尿素窒素の値が異常に高い場合、腎機能に問題がある可能性があります。ただし、体調や体格・普段の運動の状況・サプリメントの使用などで、実際には正常にもかかわらず異常値として検出されることもあります。 尿検査結果 尿検査において、たんぱくや赤血球が異常に多く検出される場合、腎機能に関する問題があるかもしれません。腎臓以外にもおしっこの通り道(尿管・膀胱・尿道など)の異常による尿所見の場合もあります。その際には泌尿器科での検査や治療が必要になることもあります。また、尿検査異常は使用されてい
2024年1月5日読了時間: 2分


健康診断 未来への投資と健康への第一歩
こんにちは。浅川クリニックのブログへようこそ。今回は、健康診断がなぜ重要であるか、そして健康を守るためにどのように役立つのかについてお話しいたします。 なぜ健康診断が必要なのか? 疾患の早期発見 健康診断は健康状態を評価し、潜在的な病気や異常を早期に発見する手段です。早期の診断は治療の成功率を高める要因となります。 予防とリスクの評価 健康診断は生活習慣や遺伝的な要因に基づいて、将来の健康リスクを評価します。これに基づいて適切な予防策や生活改善の提案ができます。 健康状態のモニタリング 定期的な健康診断は、体重、血圧、コレステロールなどの生体指標をモニタリングし、生活習慣の影響や治療効果を確認するのに役立ちます。 心身の健康促進 健康診断は個々の健康に関する教育を提供し、生活習慣の改善や健康促進に対する助言を受ける機会を提供します。 基本的な健康診断の項目 身体計測 身長、体重、腹囲、BMI(体重指数)の測定が行われます。これは基本的な身体の状態を評価するのに役立ちます。 身体診察 医師による問診、視診、触診、聴診などを通して貧血や不整脈、甲状腺
2023年12月10日読了時間: 5分


健康診断でコレステロールが高いと言われたら
コレステロール改善のための対策と改善のためのステップ こんにちは。浅川クリニック副院長の浅川貴介です。 今回はコレステロール・脂質異常症に関してお話していきます。 健康診断でコレステロールが高いと診断されると、多くの方が不安や疑問を抱えることでしょう。しかし、この状態に対する積極的なアクションを起こすことで、健康を守り、将来の合併症を予防することが可能です。ここでは、コレステロールの高い状態に直面した際の具体的な対策と改善策についてご紹介します。 1. 医師との相談 まず最初に、健康診断結果が気になる場合は、信頼できる医師に相談しましょう。当院は専門的な知識を基に、個々の状態に合わせた適切なアドバイスを提供させていただきます。 2. ライフスタイルの見直し コレステロール値を改善するためには、生活習慣の見直しが欠かせません。健康的な食事、定期的な運動、禁煙などの積極的な生活習慣の改善が、コレステロールのバランスを保つのに役立ちます。 3. ヘルシーな食事 食事はコレステロール値に大きな影響を与えます。飽和脂肪酸を制限し、食物繊維やオメガ-3脂肪酸
2023年11月17日読了時間: 5分


働く世代の方も要注意 高血圧症
初めまして。浅川クリニック副院長の浅川貴介です。 金曜土曜日に内科外来を担当しています。 高血圧は現代社会でよく見られる健康課題の一つですが、適切なケアと意識の向上でそのリスクを軽減することが可能です。今回のブログでは、当クリニックが提供する高血圧診療に焦点を当て、健康な生活への第一歩を踏み出すための情報をお届けします。 そもそも高血圧って何? 図のように心臓が頑張って縮んでいるときの血圧が上の血圧、収縮期血圧となります。 心臓が大きくなっているときの血圧が下の血圧、拡張期血圧です。 血圧は普段意識することはほぼないものです。 血圧が高くても自覚症状はあまりありません。 ただし、、常に血管に強い力が加わると、血管は傷みやすくなり、強い力を使っているため心臓も疲れやすくなります。 その結果、血管・心臓に障害をもたらし、脳や心臓の病気の原因となってきます。 日本では4300万人(日本人の3人に1人 30歳以上の日本人男性の60%女性の45%)と最も患者数の多い生活習慣病と言われています。 脳卒中、心臓病などを予防するうえで、血圧のコントロールは
2023年11月14日読了時間: 8分













