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おならが多い・においが気になる方へ

  • 執筆者の写真: 浅川貴介 |  浅川クリニック副院長 | 総合内科専門医・腎臓専門医・医学博士
    浅川貴介 | 浅川クリニック副院長 | 総合内科専門医・腎臓専門医・医学博士
  • 2 分前
  • 読了時間: 3分

「最近おならが増えた気がする」

「においが強くなった」

「人前で出ないか不安」


こうしたご相談はとても多く、ほとんどは心配のいらない変化です。ただし、体調や生活習慣の変化が関係していることもあります。

今回の浅川クリニックのブログでは、おならが増える原因と受診の目安を分かりやすく解説します。


おならが多い腸

おならはなぜ出るのか


腸内ガスの主な原因は2つです。

1つ目は食事と一緒に飲み込んだ空気。

2つ目は腸内細菌が食べ物を分解して作るガスです。

健康な方でも1日10回以上出ることは珍しくありません。




加齢と腸内環境の変化


腸内には多くの細菌が存在し、腸内フローラと呼ばれています。

研究では、加齢とともに

・腸内細菌のバランスが変化する

・多様性が低下することがある

・便秘傾向が増える

ことが報告されています。

腸内環境が変わると、発酵のされ方が変わり、ガス量やにおいの感じ方が変わることがあります。

最近増えたと感じる場合、加齢や便通の変化が関係していることは少なくありません。




食事内容の影響


以下の食品はガスが増えやすいことがあります。

・豆類・玉ねぎ・キャベツ・さつまいも・乳製品・炭酸飲料

発酵しやすい糖質を多く含む食品は腸内でガスを作りやすいとされています。




ストレスと「空気を飲み込む」習慣


食べ物以外に、空気そのものが原因になることがあります。

早食い、話しながらの食事、ガム、緊張などにより無意識に空気を多く飲み込む状態を呑気症といいます。

ストレスが強い方では、腹部の張りやガスが気になりやすくなります。

働き盛り世代では特に多い原因です。




多くは心配いりませんが


おならが多いだけで重大な病気が見つかることはまれです。

ただし、次のような症状があれば一度ご相談ください。

・血便がある・強い腹痛が続く

・体重が減っている

・40歳以上で症状が急に変わった

こうした場合には、大腸の検査などを検討します。




多いおならへの今日からできる対策


・ゆっくりよく噛む

・炭酸やガムを減らす

・軽い運動を取り入れる

・便秘を改善する

・発酵食品や食物繊維を適度に摂る

それだけでも改善することが多いです。




気にしすぎもつらさの原因に


実際のガス量よりも、「出たらどうしよう」という不安が強くなっている場合もあります。

腸はストレスの影響を受けやすい臓器です。

気になる場合は我慢せずご相談ください。


おならと乳酸菌

ワンポイントアドバイス

乳酸菌製剤は効果がある?


一部の研究では、乳酸菌(プロバイオティクス)が腹部膨満感やガス症状を軽減する可能性が示されています。特に過敏性腸症候群や便秘傾向のある方では改善がみられたという報告があります。ただし、効果は菌株によって異なり、すべての人に確実に効くわけではありません。2〜4週間ほど試し、症状の変化をみながら判断するのが現実的です。




世田谷でお腹の症状にお悩みの方へ


浅川クリニックでは

・便秘治療・過敏性腸症候群の診療・必要に応じた専門医紹介

を行っています。

おならの悩みは珍しいことではありません。安心してご相談ください。


浅川クリニック 内科・世田谷

〒154-0017 東京都世田谷区世田谷1丁目3−8


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