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うがい薬について 正しい使い方と効果

うがい薬は、喉や口腔内を清潔に保つために用いられる製品で、風邪やインフルエンザ、のどの不快感などの予防や症状緩和に役立ちます。使用方法や効果について正しく理解し、適切に使用することが重要です。今回の浅川クリニックのブログは、うがい薬の種類や効果、正しい使い方について解説します。



うがい薬


うがい薬の効果


殺菌・消毒

喉や口腔内の細菌やウイルスを減らし、感染のリスクを軽減します。


症状の緩和

喉の痛みや炎症を抑える成分が含まれている場合、症状の緩和に役立ちます。


口臭の予防

殺菌作用により、口臭の原因となる細菌の増殖を抑制します




主な成分と種類


ポビドンヨード(例:イソジンなど

強力な殺菌作用があり、喉や口腔内の細菌やウイルスに広く対応します。

甲状腺疾患のある方やヨードアレルギーがある方は使用を控えるべきです。


塩化セチルピリジニウム(CPC)(例:イソジンクリアなど)

抗菌作用があり、細菌やウイルスを減少させます。

風邪予防や口臭ケアに適しています。


クロルヘキシジングルコン酸塩(例:コンクールF・新エスベナンうがい薬など)

殺菌作用が強く、特に歯肉炎や口内炎のケアに使用されます。

長期間の使用で歯が着色する可能性があります。


アズレンスルホン酸ナトリウム水和物(例:アズノールうがい液など)

口やのどの粘膜の炎症組織に直接作用して炎症を抑え創傷治癒を早めます。

口の中のあれ、口の中・のどの刺激感などが出現することがあります。




うがい薬の正しい使い方


適切なタイミングで行う

外出後や食事後、喉の不快感を感じた際に行うと効果的です。


うがいの手順

①口をすすぐ

まず水で口をすすぎ、表面の汚れを除去します。

②喉の奥でうがい

うがい薬を口に含み、「あー」と声を出しながら喉の奥で15~30秒間うがいをします。

③飲み込まない

うがい薬は飲み込まずにしっかり吐き出してください。


頻度

過度な使用は粘膜に負担をかける場合があるため、1日2~3回が目安です。




注意点


アレルギーや副作用に注意

使用中に異常を感じた場合はすぐに中止し、医師に相談してください。


年齢制限

一部のうがい薬は子供や妊婦への使用が制限されている場合があります。製品のラベルを確認しましょう。


その他の感染症の予防

うがい薬だけに頼らず、手洗いや適切なマスクの着用など、総合的な予防対策を行うことが大切です。



うがいをする女性


ワンポイントアドバイス

うがい薬を使わない場合でも効果的な水うがい


京都大学の研究によると、水だけでのうがいも、喉や口腔内の清潔を保つために効果的です。特に、ポビドンヨードにアレルギーがある方や日常的に使用を控えたい方にとって、水うがいは良い代替手段となります。




まとめ


うがい薬は風邪や感染症予防、喉のケアに役立つ便利なアイテムです。ただし、適切な製品を選び、正しい方法で使用することが大切です。迷った場合は、医師や薬剤師に相談し、自分に合ったうがい薬を選びましょう。健康的な生活をサポートするために、うがい習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか?


浅川クリニック 内科・世田谷

〒154-0017 東京都世田谷区世田谷1丁目3−8



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