「血液サラサラの薬を飲んでます」それ、2種類あります。医者に伝えるときの大事な話
- 浅川貴介 | 浅川クリニック副院長 | 総合内科専門医・腎臓専門医・医学博士

- 5 日前
- 読了時間: 3分
外来で、よくこんな会話があります。「血液サラサラの薬を飲んでます」
これ、とても正直で大事な申告です。ただ実は、医者側からすると少しだけ困ってしまう言葉でもあります。理由は簡単で、血液サラサラの薬には、まったく性格の違う2種類があるからです。今回の浅川クリニックのブログではここらへんの話を、分かりやすくお伝えします。

血液サラサラの薬は「2種類」あります
① コレステロールを下げる薬(脂質異常症の薬)
これは、
コレステロール
中性脂肪
を下げて、血管をきれいに保つ薬です。
👉 血がドロドロになるのを防ぐ👉 動脈硬化を予防する
血が止まりにくくなる薬ではありません。
よくある特徴
毎日コツコツ飲む
夜1回が多い
健診で「コレステロール高いですね」と言われて始まる
② 血を固まりにくくする薬(いわゆる本当の意味での「血液サラサラ」)
こちらは、
心筋梗塞
脳梗塞
心房細動
などの血のかたまり(血栓)を防ぐための薬です。
👉 血が固まりにくくなります👉 その分、出血しやすくなります
歯を抜く前や手術の前に「この薬、飲んでますか?」と聞かれるのは、だいたいこちらです。
なぜ「血液サラサラ」が危ない言葉なの?
ここが一番大事です。「血液サラサラの薬を飲んでます」
この一言だけだと、
出血しやすい薬なのか
コレステロールの薬なのか
医者には分かりません。
特に
初めて行く病院
救急外来
手術・内視鏡・抜歯前
では、ここを間違えると安全に関わります。
こう言ってもらえると助かります(コツ)
① まずはこの言い方でOK
難しいことは言えなくて大丈夫です。
✅ 「コレステロールの薬です」✅ 「血を固まりにくくする薬です」
これだけで、医者側はかなり助かります。
② お薬手帳 or スマホ写真は最強
お薬手帳
スマホで撮った写真
これを見せていただければ、言葉がうまく出なくても全く問題ありません。
③ 特に必ず伝えてほしい場面
次のときは、ぜひしっかり伝えてください。
歯を抜く前
手術・内視鏡の前
出血が止まりにくいとき
転んで頭を打ったとき
「血を固まりにくくする薬を飲んでます」この一言が、自分を守ります。
まとめ
血液サラサラの薬は 2種類ある
🟦 コレステロールの薬
🔴 血を固まりにくくする薬
分からなければ👉 お薬手帳を見せればOK
マイナ保険証で薬剤情報を取得許可いただけるとよりスムーズ
浅川クリニックからひとこと
「うまく説明できなくてすみません」そう言われる患者さんがいますが、謝る必要はありません。分かりにくい医療の言葉を、分かりやすく整理するのが医者の仕事です。
「これってどっちの薬?」「血液サラサラって言われたけど、正直よく分からない」
そんなときは、いつでも浅川クリニックで一緒に整理しましょう。
浅川クリニック 内科・世田谷
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