🧂減塩のすすめ：毎日の“ひと工夫”で血圧と体を守ろう

はじめに

「塩分のとりすぎ」と聞いても、つい他人ごとに感じてしまう方も多いかもしれません。でも、塩分（ナトリウム）を減らすことは、高血圧・心臓病・腎臓病などの予防にとても効果的です。浅川クリニックでは、無理なく続けられる「減塩のコツ」をおすすめしています。

厚生労働省の目標値は

日本高血圧学会では、高血圧の方は1日6g未満を推奨しています。ただし、いきなり減らしすぎるとストレスになるので、まずは「少し控える」ことから始めましょう。

漬物もみそ汁も塩分が多い食品です。1食ではどちらか片方にすることで、自然に塩分をカットできます。（例）朝はみそ汁、昼は漬物、といったように日替わりにするのもおすすめです。

しょうゆやソースは、直接かけるより小皿につけるだけで塩分を約半分にできます。「スプレータイプのしょうゆ」も便利です。

だし（昆布・かつお・しいたけ）や香味野菜（しょうが・ねぎ・しそ）、レモン汁や酢などを使うと、塩分を減らしても味に満足できます。

ハム・漬物・ラーメン・パン・お惣菜などは塩分が多め。汁物の「スープを残す」だけでも1〜2g減らせます。

最近の研究では、塩の一部を「塩化カリウム」入りの減塩塩に置き換えることで、血圧を下げやすくなることがわかっています。また、カリウムを多く含む食品（野菜・果物・豆類・海藻など）をとると、体内の塩分を外に出すのを助けてくれます。

※腎臓病のある方は、カリウムのとりすぎに注意が必要です。医師の指導に従いましょう。

たとえばこんな食事スタイルを意識してみてください👇

世界保健機関（WHO）や日本の最新研究でも、👉「ナトリウム（塩分）を減らし、カリウムを増やす」ことで血圧を下げやすくなることが確認されています。つまり、「減塩」と「カリウムを意識した食事」はセットで考えるのが、今の新しい減塩法です。

当院では、

などを行っています。一人ひとりに合った「続けられる減塩習慣」を一緒に見つけましょう。

浅川クリニック　内科・世田谷

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